有明海で行われた、養殖ノリの種付け作業=佐賀市沖で2023年10月28日午前8時4分、本社ヘリから

 佐賀県産養殖ノリの今季最後の入札会が19日、福岡有明海漁連(福岡県柳川市)であった。その結果、今季の販売枚数は約9億8784万枚(昨季約9億820万枚)、販売総額約223億1298万円(同約167億8625万円)となり、販売枚数、販売総額とも全国トップの兵庫県産に2季連続で及ばなかった。

 養殖ノリは秋から春にかけて収穫される。佐賀県産ノリは2021~22年シーズンまで19季連続で全国トップの座に君臨していたが、昨季は記録的な不作のため販売枚数、販売総額とも首位から陥落。今季は2季ぶりの日本一奪還を目指していた。

ノリを手に取り品質を確かめる商社の社員ら=佐賀市の佐賀県有明海漁協で2024年4月2日午前9時6分、斎藤毅撮影

 兵庫県漁連のり流通センターによると、兵庫県産ノリは10日時点で販売枚数約11億1348万枚、販売総額約235億5342万円となっている。【斎藤毅】

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