東北地方を襲った記録的な大雨で、山形県と秋田県ではこれまでに2人が死亡し、3人の行方が分からなくなっています。

山形県では、警察官1人が27日午前11時50分現在も行方不明となっていて、捜索が行われています。

新庄市から、さくらんぼテレビ・菅原明音記者が中継でお伝えします。

新庄市では、パトカーごと流された警察官の捜索が27日朝から再開され、パトカーが発見された田んぼの近くなどを入念に捜索する様子が見られました。

現在は落雷などのおそれがあるため、捜索はいったん中断となっています。

少し前から強い雨が降り始め、ゴロゴロと雷の鳴る音も聞こえました。

新庄市本合海の福田山橋の近くでは、25日夜に、救助の要請を受け現場に向かっていたパトカーが流されました。

パトカーには、新庄警察署のいずれも20代男性の巡査部長と巡査長の2人が乗っていて、26日、橋から下流に約1kmの地点で巡査長が発見され、その後、死亡が確認されました。

27日朝も残る1人の捜索がパトカーが見つかった場所の近くを中心に行われていますが、20代の巡査部長はまだ見つかっていません。

捜索は、落雷のおそれがあるため一時中断されていますが、隣県の宮城県警や福島県警の警察官も応援に駆けつけ、消防も含め90人体制となっています。

この大雨の影響で、秋田県内では1人が死亡し2人が行方不明になっています。

湯沢市では、土砂崩れに巻き込まれたとみられる60代の男性が行方が分からなくなっていますが、27日も雨が降っていて、二次被害のおそれがあることから捜索は行われないということです。

また大仙市では、会社員の井草亮平さん(42)が24日の夜から連絡が取れなくなっています。

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