普天間基地の名護市辺野古への移設工事を巡り、住民が代執行による工事の承認の取り消しを求めて国を訴えた裁判の第一回口頭弁論が26日開かれ、国は市民の訴えの棄却を主張しました。

裁判は名護市辺野古区周辺に住む市民など30人が起こしたもので、大浦湾側で見つかった軟弱地盤の改良工事のための設計変更申請を、国が県に代わって承認したことについて取り消しを求めているものです。

第一回口頭弁論で市民側は、公有水面埋立法に従って合理性や要件を満たしているか審理するよう求めました。

いっぽう国側は、市民には取消を求める原告適格がないとして訴えの棄却を求めました。

次回の裁判は、10月9日に開かれる予定です。

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