神奈川県横須賀市教育委員会は26日、宿泊を伴う校外活動中の市立小学校5年の男子児童(10)が頭蓋骨(ずがいこつ)を折り、意識不明の重体になっていると発表した。児童は就寝していた2段ベッドの上段から床に落下したとみられる。
市教委によると、19~20日に三浦市内の野外活動施設で「第5学年キャンプ」を実施。5年生58人、引率教員6人が参加した。
20日午前1時25分ごろ、男子児童が床で苦しそうな声を出しているのを、近くで寝ていた児童が気づき教員に知らせた。後頭部付近に痛みを訴えたため、119番通報し、横須賀市内の病院に搬送。搬送中は意識があったものの、その後、意識がなくなったという。
市教委は「落下したとみられるが、目撃情報がなく、今のところ原因はわからない」としている。新倉聡教育長は「学校行事で事故が発生してしまい、おわび申し上げます。一刻も早い回復をお祈りするとともに、ご家族の皆様に心からお見舞い申し上げます」とコメントを発表した。【遠藤和行】
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