高齢者の自宅に食事を届ける配食サービス事業で定められた安否確認を怠ったとして、札幌市は運営する事業者への委託を今後2年間認めない処分をしました。


 2年間の委託停止の処分を受けたのは札幌市中央区で「宅配クック123札幌南円山店」を運営する「丸高三信堂」です。


 丸高三信堂は6月7日と8日の2日間、80代女性宅に夕食を届けた際に、配達員から応答がないと連絡を受けながら、食事をドアノブにかけて退去するよう指示し、関係機関に連絡しませんでした。

 その後、女性は家族に発見されましたが、死亡しました。

 札幌市は、管理体制が不十分で、利用者の安否確認を怠ったのは看過できないとして、丸高三信堂に対し9月から2年間、事業の委託を認めない処分をしました。

 現在利用している126人には変更手続きの案内をする予定です。

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