愛媛県今治市は26日、4月に消防本部に採用されたばかりの男性職員(20歳代)が盗みを働いたとして懲戒免職とした。発表では初任訓練を受けるため松山市の県消防学校に入校中の7月10日、寮内の別の訓練生の部屋に無断で入り、財布から現金5万円を盗んだとされる。既に被害者に弁済、謝罪したという。
同市消防本部は上司の執務室に入って人事情報を無断で撮影、拡散するなどの不祥事で職員計4人が6月に停職や減給の処分を受けたほか、2022年には本部内のパワーハラスメント行為が判明し、複数の職員を処分している。山本秀明消防長は謝罪するとともに「全職員への倫理教育、コンプライアンス研修を行って組織全体の意識向上を図る」と述べた。【松倉展人】
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