写真はイメージ=ゲッティ

 生活困窮や解雇、雇い止めなどの相談に電話や面談で応じる「いのちと暮らしを守る なんでも相談会」が27日、全国一斉に開催される。

 相談会は新型コロナウイルス禍で生活に困窮する人が急増したことをきっかけに、弁護士や貧困問題に取り組む団体、労働組合などが実行委員会を作って始めたもの。今回は東京、埼玉など21都道府県の25カ所で電話相談を受け、埼玉や福岡など7都府県9会場で対面相談も受け、対面相談では食料配布を実施するところもある。

 相談は無料。弁護士や司法書士、社会福祉士、労働の専門家などが相談に対応する。前回は4月27日に実施され、全国から432件の相談が寄せられた。相談は生活費相談が最多の169件で生活保護や給付金に関する相談が多かった。次いで債務問題や健康問題、労働問題、家族問題など多様な相談があった。実行委員会では「経済・生活問題を動機とする自殺者は増加しており、生活困窮は深刻化している。ぜひ、相談を活用してほしい」と呼びかけている。相談電話の番号はフリーダイヤル0120・157930へ。時間は原則午前10時~午後6時だが、地域によって変更あり。詳しくはウエブサイトへ。【東海林智】

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