山形県上空の雨雲の動きを示す解析図。赤線で囲まれた範囲で線状降水帯が発生していた=7月25日午後10時55分ごろ(気象庁ホームページより)

 気象庁は25日深夜、山形県に大雨特別警報を発表した。同日午後に発表した特別警報をいったん警報に切り替えていたが、これまでに経験したことのないような大雨になっているとして再び発表した。同県内では線状降水帯も発生し、土砂災害や河川氾濫の恐れが急激に高まっているとして、最大限の警戒を呼び掛けている。

 発表の対象は酒田市、庄内町、鮭川村、戸沢村、新庄市、舟形町の6市町村。対象地域では何らかの災害が既に発生している可能性が極めて高いとし、直ちに身の安全を確保するよう求めている。

 今後、他の市町村にも特別警報が出る可能性がある。26日未明に記者会見した気象庁は「極めて危険な状態になっている」とし、早朝まで特に警戒を続けるよう呼び掛けた。【斎藤文太郎】

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