福岡県田川市教育委員会は18日、市立中3年の男子生徒=当時(14)=が5日に自殺し、原因はいじめの可能性があると明らかにした。生徒は不登校だったが、学校はいじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定せず、市教委にも報告していなかった。

市教委によると、生徒は昨年11月から休みがちとなった。担任に「同級生から『くさい』と言われた」などと訴え、担任は同級生を注意したものの欠席日数は増加。今年1月には重大事態の認定目安となる30日を超えたが、学校は認定しなかった。

学校は生徒が自殺した後、市教委に報告。今月16日、対応が不十分だったとして保護者に謝罪した。市教委は今後、有識者らによる対策委員会を設置し、事案の調査や再発防止策を協議する。

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