宜野湾市内のコンビニエンスストアにナイフを持って侵入し、現金を奪おうとしたとして、宜野湾署は18日、米軍普天間飛行場所属の海兵隊上等兵の容疑者の男(20)を強盗未遂と建造物侵入の疑いで緊急逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は18日午前0時55分ごろから1時5分ごろまでの間、宜野湾市野嵩のローソン宜野湾市役所前店にナイフを持って侵入し、レジを物色して現金を奪おうとしたというもの。容疑者はレジの鍵を開けられず、金は奪えなかったという。

 県警捜査1課によると、容疑者は上下黒の洋服でフードをかぶって入店。バックヤードにいた従業員の20代男性が監視カメラで容疑者に気付き、ナイフを持っていたことから、店外に逃げて通報した。

 駆け付けた警察官が、店を出て徒歩で逃走する容疑者を発見。追跡し、身柄を確保した。当時、店内に他の従業員はおらず、客もいなかったという。

 付近の防犯カメラには、フードをかぶった容疑者とみられる男が、店舗入り口に向かって歩く様子が映っていた。

 市内在住の40代女性は同日午前1時15分頃、コンビニから数百メートル離れた住宅街で、警察官5~6人が容疑者を取り押さえる様子を目撃した。パトカー10台ほどが集まり、容疑者は押さえられながら息を切らしていたという。

「警察官の『止まれ』という声が聞こえてきて、何が起きたのか分からなかった。近くでこんな事件が起きると、夜に帰宅するのが怖くなる」と話した。

 宜野湾市内では、3日深夜に宜野湾市新城のコンビニで店員が刃物を突き付けられて約13万円を奪われた強盗事件が発生している。県警は関連も視野に捜査している。

 

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