福島市は7月22日、国民健康保険に加入する市民に対して送る「特定健診の受診を促すハガキ」について、誤って前年度の住所や名前のデータを使用して送ってしまったと公表した。

「特定健診」は、生活習慣病の予防のために、国民健康保険に加入する40歳から74歳までの人を対象とする、いわゆる「メタボ健診」。
福島市から委託を受けた業者は、7月5日に、定期的にこの検診を受けていない人や国民健康保険に加入したばかりの人など1万2千人に受診を促すハガキを発送したが、誤って前年度のデータを使ってしまったという。

ほとんどの送り先は、前年度から住所や名前が変わっておらず届いたが、151件は旧住所や旧氏名に発送。これとは別に、送る必要のない人に送ってしまったハガキが54通あった。
7月22日時点で、第三者からの指摘を受けたり、回収できていないハガキが25件あり、住所や氏名などの個人情報が漏えいした、または漏えいが疑われているとして公表に至ったという。

福島市は、業者の情報保有について見直すとともに、業務工程の確認体制を強化して、再発防止に努めたいとしている。

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