2023年夏の猛暑は、日本近海で発生した海洋熱波が影響していることがわかりました。

昨夏は特に北日本で夏の平均気温が例年より3度ほど高くなり、統計開始以来、最も高温になりました。

その要因として、気象庁と研究機関は、日本近海で発生した「海洋熱波」の影響の可能性が高いと明らかにしました。

「海洋熱波」とは、急激に海水温が異常に高い状態が続く現象で、近年、発生頻度が大幅に増加しています。

発生すると海が大気を直接加熱し、水蒸気も増え温室効果が強まることなどから、猛暑の原因になるということです。

北日本の海水温の上昇は、本来、房総から東に進むはずの黒潮の極端な北上が要因で、三陸沖で例年に比べ約4度も高いところもあったということです。

北日本の海洋熱波は現在も続いており、気象庁は2024年も猛暑になる可能性があると注意を呼びかけています。

また、水蒸気も増えるため、台風が北日本を通過する際には大雨にも警戒が必要です。

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