宮城県加美町の小学校でおととし、男子児童がいじめを受けたとして、児童の両親が町と県の教育委員会に「重大事態」と認めた上で、調査を行うよう求めました。
要望書を提出したのは加美町内の小学校に通っていた当時2年の男子児童の両親です。要望書によりますと、男子児童はおととし8月、下校中、6人の上級生に待ち伏せされ、うち1人から体当たりされ、首にかけていた水筒が壊れたということです。
男子児童はその後、半年間不登校となり、その間、両親は体当たりをした児童と保護者に謝罪を求めましたが「体当たり」と「けが」の因果関係が明らかになっていないとして、これまでに謝罪はないということです。
男子児童の両親は今回の事案についていじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」にあたるとし、町教委と県教委に対し第三者委員会を設置して事実関係を明らかにすることなどを求めています。
男子児童の保護者
「その子たちも何気なくしたことでも、傷つけるようなことがあるってことを知ってもらって、2度とこういうことをしないように生きていってほしい、それだけです」
県教委は「町教委と共有しできることをやっていきたい」としています。
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