17日、長野県木曽町のダムに軽乗用車が転落し、運転していた看護専門学校の女子学生が死亡した事故で、助けようとしてダムに入った専門学校の職員の男性が行方不明になっています。19日、男性を捜索中に長野県警のヘリコプターが木曽川に架かる元橋の上流付近の川の浅瀬で倒れている人を発見し、救助しましたが、死亡が確認されました。警察が身元の確認を進めています。

事故が起きたのは木曽町の黒川ダムです。17日朝9時前、信州木曽看護専門学校から「車がダムに落ちたという連絡があった」などと消防に通報がありました。

車を運転していたのは専門学校に通う女性(27)で、午前11時過ぎに水没した車の後部座席から救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。死因は溺死でした。

女性は1人で通学途中だったということです。事故直後に自ら「ダムに落ちた」などと専門学校に連絡していました。

連絡を受けた専門学校の複数の職員が現場へ向かい、このうち事務長の男性(64)が救助のためダムに飛び込みましたが、その後、行方不明になっています。

19日午後3時前、男性を捜索中に長野県警のヘリコプターが木曽川に架かる元橋の上流付近の川の浅瀬で倒れている人を発見し、救助しましたが、死亡が確認されました。

警察は行方不明の事務長とみて、身元の確認を進めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。