札幌市は7月18日、札幌市南区の清掃工場の建て替え工事現場から、煙突の塗料の一部が敷地外に飛散したと発表しました。周辺に止めていた車に塗料が付く被害が出ています。

 煙突の塗料が飛散したのは、札幌市南区真駒内にある「駒岡清掃工場」の建設現場です。

 札幌市によりますと、7月16日午後2時ごろ、建設現場の隣にある現在稼働中の清掃工場の駐車場に止めていた札幌市職員などの車20台に白い塗料が付着しているのが確認されました。

 札幌市が煙突から半径400メートル内を調べたところ、民間の会社の駐車場に止めてあった車2台にも被害が出ていました。

 現場では6月10日から、高さ100メートルの煙突の塗装工事が行われていました。飛散防止措置をとっていましたが、煙突上部の風が強く、想定を超えて飛散したとみられます。

 札幌市は引き続き、被害の調査を進めていて、現場近くの住宅や車など被害がある場合は、建て替え工事の施工業者に連絡するよう呼びかけています。

 1985(昭和60)年にオープンした駒岡清掃工場は老朽化で、2021年から建て替え工事が進められています。稼働は2025年度の予定です。

札幌市は「ご迷惑をおかけした皆様に深くお詫び申し上げるとともに、再発防止に努めて参ります」と陳謝しています。

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