空き家に侵入しネックレスなど24点を盗んだとして、住所不定の海野秀男容疑者88歳と、札幌市白石区の70歳の男、札幌市東区の69歳の男の計3人が邸宅侵入と窃盗の疑いで逮捕されました。

 海野容疑者ら3人は共謀し5月19日夜、北海道江別市内の空き家に侵入し、現金約200円とウイスキー3本など(時価合計約1万円)を盗んだ疑いがもたれています。

 さらに、6月20日に札幌市東区の空き家に侵入し、ネックレスや指輪、腕時計など24点(時価合計約100万3000円相当)を盗んだ疑いがもたれています。

 事件から4日後の24日、家を管理する女性が部屋を荒らされていることに気づき警察に通報しました。

 付近の防犯カメラや換金済みの盗品が発見されたことから3人の関与が浮上し、7月17日に逮捕されました。

 警察は3人の認否を明らかにしていません。

 海野容疑者と70歳の男は、5月に江別市の空き家に侵入し、窃盗した疑いで既に逮捕されていて、その後の捜査で69歳の男も関与していた疑いが強まったとして逮捕されました。

 警察によりますと、海野容疑者らは刑務所での服役中に知り合い、海野容疑者は「実行役」、70歳の男は「運転手」、69歳の男は「盗品保管」と、それぞれ役割を分担していたということです。

 江別市や札幌では同様の空き家被害が10数件発生していて、一部の捜査員からは「G3S(じーさんず)」とも呼ばれ、マークされていました。

 警察は余罪があるとみて追及する方針です。

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