総合建設業ヤマウラ(本社・長野県駒ケ根市)の巨額不正支出事件で、業務上横領の罪に問われている元社員の村田浩幸被告(64)と長男で長野市の会社役員・俊樹被告(35)。

7月18日、俊樹被告の3回目の公判が開かれ、留保していた1億8300万円分の起訴内容を認めました。

検察側は「俊樹被告の会社が取引先への支払いや借金返済に追われ、自転車操業だった」「ヤマウラで経理を担当している父親の浩幸被告に懇願すれば、金を振り込んでもらえると考え、依頼した」と指摘。「浩幸被告も上司の決済や承認を得ることなく犯行に及んだ」と述べました。

ヤマウラの調査では不正支出は2013年以降に総額26億円を超えるとされていて、これまでに9億円余りが立件されています。

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