記録的大雨により道路の一部が崩落し、孤立に近い状態が続いている日御碕地区で、発災後初めてごみの臨時収集が行われました。
7月17日も崩落現場では多くの作業員が仮設道路の設置のため測量や地質調査などを行っていました。
県は復旧の見通しは依然として立っていないとしていて、崩落箇所に橋をかける案や片側交互通行できるう回路を建設する案を検討しています。

道路復旧の時期が見通せないなか、17日、日御碕地区住民を対象に行われたのは臨時のごみ収集です。

田中祐一朗記者:
「こちらに日御碕地区のごみが集められてきます」

地区内に入ることができないため、崩落現場の手前まで来たごみ収集車。
地区の住民たちは崩落現場の反対側に設置された臨時のごみ集積場にごみ袋を持ち込み、県や市職員など25人がう回路を通って運び出しました。

住民:
「(きょうは)3袋。ずっと置いておくと生ごみなので…。いつごろ回収されるかなと思って心配していたが、早く回収してもらったのでよかったです」
「こういう状態なので(回収できなかったことは)しょうがない。早く道路が直ってくれるといい」

日御碕地区では約1週間ぶり、発災後はじめてとなるごみ収集で約300袋分の燃えるごみが回収されました。

出雲市環境施設課・江角健課長補佐:
「手押し車で運搬も検討したが、すれ違い、坂道でのストップがきかないため、きょうは徒歩で行った。う回路を徒歩でごみ収集車へ持っていくことは大変であること。今後この人数で行うことは難しいので、運搬方法についても今回の課題を検討して長く続けられる方法を検討したい」

市は今後、日御碕地区のごみ収集を週に1度行う予定にしています。
また、船でのごみの輸送も検討していて、燃えるごみ以外の廃棄物についても早期に回収できる方法を整備したいとしています。

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