春の全国交通安全運動期間中(6~15日)に、千葉県内で交通違反による取り締まりを受けたのは6360件(速報値)と、昨年の期間中(5月11~20日)よりも190件増えた。飲酒運転が後を絶たず、10件増の31件を数えた。全体での交通事故件数は294件。昨年より53件減少した。

県警交通総務課などによると、期間中の13日、山武市で軽乗用車を運転していた男性(77)が車止めにぶつかり、死亡した。10日間のけが人は計353人だった。

県警は1日、飲酒運転の根絶に向けた「特命広域捜査班」を発足させ、各警察署と連携しながら対応に当たった。

交通安全運動の期間中には、交通安全教室などを通じ、歩行者の安全確保や自転車の交通ルール順守の徹底を呼びかけたが、違反者が相次いだ。

今後は大型連休を迎える。交通総務課幹部は「観光地は交通量が増えると予想され、事故にもつながりやすい。啓発活動を続け、飲酒運転の根絶にも一層力を入れる」と語った。

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