軽乗用車内から2人の遺体が見つかった現場とみられる河川敷=10日午前、兵庫県高砂市(福井亜加梨撮影)

9日午後10時55分ごろ、兵庫県高砂市米田町米田新の公園敷地に止められた軽乗用車内で、10歳くらいの男児と3歳ぐらいの女児が倒れているのが見つかり、救急搬送されたが、いずれも死亡が確認された。2人の母親(27)が「子供が死んでいる」と110番、車内に練炭のようなものがあることなどから、兵庫県警高砂署は無理心中の可能性があるとみて調べている。

同署によると、通報を受けた署員が駆けつけた際、軽乗用車の運転席には母親が座っており、後部座席に子供2人が横たわっていた。車内には練炭の燃えかすのようなものが残っていた。

署員が運転席のドアをノックすると、母親は意識がもうろうとした状態で車から降りてきた。子供2人には目立った外傷などはなく、母親も病院に搬送されたが、命に別条はないという。同署は子供2人の遺体を司法解剖するなどし、死因や詳しい状況を調べる。

現場は加古川の河川敷にある公園の敷地内。

不安や悩みの主な相談窓口は、こころの健康相談統一ダイヤル(0570・064・556)や、よりそいホットライン(0120・279・338)など。

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