動画の視聴者数を増やしたり、指示通りの暗号資産を購入すれば高額の報酬が得られるとの誘い文句を信じ込み、鳥取県米子在住の30代の女性が、あわせて約235万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったことが分かりました。

詐欺被害にあったのは、米子市に住む30代の女性です。この女性は、5月末にSNSの「インスタグラム」で副業に関する広告を見つけ、LINEアカウントを友達登録をしたところ、サイトから「短い動画を見て視聴者を増やす」という「タスク」と呼ばれる副業を紹介されたということです。
翌日になると、入出金のため登録したサイト内で「暗号資産を指示通りに購入すれば高額の報酬が得られる」などと「タスク」を紹介され、女性は、その参加費用として求められた約12万円を指定された口座に振り込んだということです。

その後、指示に従って暗号資産を購入したものの、誤って別の暗号資産を購入したことから「投資金の5倍の違約金」の支払いを求められると、それに応じてしまい、約50万円を振り込んだということです。

女性はその後も高額報酬タスクの参加費用や誤った暗号資産購入の「損失挽回」名目、それに出金のための「違約金」名目で、要求に応じるままにさらに合わせて約173万円を振り込みましたが、相手の応対を不審に思い、警察に通報したことで詐欺被害に遭ったことに気づいたということです。合計の被害額は、約235万円となりました。

警察は、ネット上やメールで来る副業情報は詐欺の可能性があり、慎重に検討するよう呼びかけています。

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