勝山市内の住宅で89歳の実の父親に暴行し、けがを負わせたとして13日に逮捕された59歳の長男の身柄が、14日、福井地方検察庁に送られました。犯行後に父親は死亡が確認され、暴行との因果関係などの調べが続いています。
 
傷害の疑いで送検されたのは、勝山市鹿谷町矢戸口の会社員・前川健司容疑者(59)です。
 
警察によりますと、前川容疑者は11日正午ごろ、同居する実の父親・寛人(寛は寛に点)さん(89)を殴ったり、蹴ったりして腰の骨を折る大けがを負わせた疑いが持たれています。翌12日、近くに住む親族が、自宅で倒れ意識のない寛人さんを見つけましたが、その後、死亡しました。
 
前川容疑者は父・寛人さんと母親との3人暮らしで、母親は入院中だったということです。この家族を知る人の話では「寛人さんは穏やかな人柄で親子間でのトラブルがあるようには見えなかった」ということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。