片側のアスファルトが崩れ土砂が剥き出しとなった道路。

長崎市西山川付近で、大雨の影響か、道路の1車線が陥没しました。

警察などによりますと、川沿いを通る道路の片側が20メートルにわたって崩れ、脇を流れる川に土砂が流れ込みました。

3日間の雨量が多いところで300mmを超えた長崎県。

長崎市三原小学校そばの市道では、電柱が根元から傾き道路をふさいでいました。

3連休最終日の15日、梅雨前線の影響で九州を中心に記録的な大雨となり、被害が出ています。

大分・国東市の県道で行われていたのは、倒木の撤去作業です。

木は雨の影響により倒れたとみられていて、近くに立つ電柱の先端部分も折れています。

滝のような雨が地面を打ち付けているのは鹿児島市です。

鹿児島県では、10日から断続的に雨が降り続き、出水市では15日午前11時までに平年を超える雨量を観測。

その出水市で床上浸水した男性が住宅の後片付けに追われていました。

男性は「15分どっか外雨降っているねとみたら入り口が波打っていて、あっという間、そこから」と話しました。

鹿児島県では15日も大雨となり、さつま柏原では午後1時までの24時間雨量が200mmを観測しています。

熊本県でも上天草市や人吉市で1時間に30mm以上の激しい雨を観測しました。

12日には、愛媛・松山市で雨の影響とみられる土砂崩れが発生しました。

その土砂崩れ現場から60メートルほど離れたマンションの防犯カメラ映像を見ると、午前5時4分過ぎ、駐車場前の道路に泥水が流れ込んできました。

そこから約6分後、泥水が駐車場の大半を覆ったのです。

これを見た女性は車で自宅を離れましたが、その車のドライブレコーダーには泥水が広がっている様子が確認できます。

避難した女性は「すごい声というか何か(音が)したから外に出て行ったら、汚泥が流れてきていたので、これはヤバいと思って…」と話しました。

九州の雨のピークは過ぎたものの、まだ雨が降りやすく、少しの雨でも土砂災害の恐れがあり警戒が必要です。

また、関東も16日にかけ大気の不安定な状況が続き、天気の急変に注意が必要です。

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