東京・歌舞伎町のラブホテルやレンタルルームなどに向かう警視庁の捜査員ら=17日午後

東京・歌舞伎町の路上で女性が客待ちし、売春を行うケースが相次いでいることを受け、警視庁保安課は、風俗営業を行うラブホテルなど62店舗に一斉に立ち入り調査を行った。風営法などの違反がないかを確認するとともに、売春防止のための協力を要請した。

警視庁が歌舞伎町のホテルへの一斉立ち入りを行うのは初めて。ホストクラブで高額な借金を抱えるなどした女性が大久保公園周辺で男性に声をかけられるのを待ち、ホテルで売春を行っていることが背景にある。

調査は17日、約30人態勢で実施。捜査員らが18歳未満の立ち入りを禁止する表示の有無などを確認し、ホテル側に注意を呼び掛けるチラシを配布した。女性が一日に何度も違う男性と来店する場合は売春の可能性があるとして、警察に相談するよう協力を求めた。

立ち入りの結果、1店舗で従業員名簿の備え付け義務違反が確認されたという。

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