アクティビティーを体験する茨城県龍ケ崎市の萩原勇市長。大木をすり抜け、池をまたぐ魅惑的なロケーション=龍ケ崎市泉町の市森林公園で2024年7月12日、鈴木美穂撮影

 龍ケ崎市森林公園(茨城県)で整備が進むレジャー施設「フォレストアドベンチャー・龍ケ崎」の一部が完成し、13日にオープンする。森を自然のまま活用した広大な敷地(1500平方メートル)に、9のコース、88のアクティビティーがあり、大人から子供まで楽しめる。利用料は時間によって異なり60分3000円から。

 同園(約13ヘクタール)は1986年7月に開園。施設の老朽化が進んだため、市は2024年1月、同園を閉鎖してリニューアルを進めてきた。整備にあたり市は、民間のノウハウをいかす「パークPFI」を初導入。今後、マウンテンバイクエリアやキャンプ場も整備して25年3月には「一日中遊んで泊まれる公園」としてグランドオープンさせる予定だ。

 12日、現地であった記念式典では萩原勇市長が「公園の特色を最大限に生かしたワクワクするコースができた」とあいさつ。整備事業者「パシフィックネットワーク」(本社・神奈川県茅ケ崎市)の金丸一郎社長は「県内外から多くの方が訪れ市のにぎわいにつながれば。木に登るだけなのに、幸せになる不思議な遊び。ぜひ体験して」と呼びかけた。

 フォレストアドベンチャーはフランス発の「自然共生型」アウトドアパーク。同社は06年、全国初の施設を富士山麓(さんろく)にオープンして以来、各地でパークを開業している。龍ケ崎は全国43カ所目で、県内ではつくば市に次ぎ2カ所目。【鈴木美穂】

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