米CNNテレビは17日、南部テキサス州ミュールシューの給水施設が1月にサイバー攻撃を受け、ロシア政府とつながりを持つハッカー集団が実行した疑いがあると報じた。同時期に、州内にある別の2つの町でも給水関連システムへのサイバー攻撃の可能性が検知され、町が予防措置を取ったという。連邦捜査局(FBI)が捜査している。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は先月、米各地で給水施設などがサイバー攻撃を受けていると指摘し、対策を講じるよう呼びかけていた。だが当局者は、各施設が予算や人員の確保に苦慮しているとして、懸念を示した。
ハッカーは、ミュールシューの給水タンクを遠隔操作するシステムに侵入。操作が手動に切り替わるまでの30~45分間、タンクの水があふれたという。(共同)
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