来年の大阪・関西万博で、大阪府内の子どもたちを無料で招待する計画をめぐり、大阪教職員組合が、「安心・安全に行事が実施できるようサポート策を講じるべきだ」として、大阪府教育委員会に申し入れを行いました。


来年の大阪・関西万博をめぐっては、去年8月、大阪府の吉村洋文知事が、大阪府内の4歳から高校3年生まで、府内の子どもたち100万人あまりを無料で招待すると表明しました。

大阪府教育庁は、小学生・中学生・高校生について、学校ごとに遠足などの形で見学することを計画し、「強制ではない」とした上で、府内の学校に対して、希望する来場日などを来月末までに回答するよう19日から求めることにしています。

これに対し、大阪教職員組合は、先月に万博会場の夢洲のグリーンワールド工区で発生したトイレの床が破損した事故を問題視。


地下にたまっているメタンガスなどの可燃性ガスに工事の溶接の火が引火したことが原因とみられていて、大阪教職員組合は、「大阪府教育委員会として、事故について調査を行い、安全であることを確認できるまでは、各学校に万博の招待事業に参加するかを確認する意向調査を中止すべきだ」と主張しています。

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