自見英子万博担当相は12日の記者会見で、2025年大阪・関西万博に「タイプA」と呼ばれる自前でパビリオンを建設する国の数が47カ国になる見通しになったと発表した。各国が独創的なデザインを競うことから「万博の華」と呼ばれるが、人件費や資材の高騰を背景に当初の約60カ国から約2割減少した。
一方、日本側が建設を代行する簡易型の「タイプX」は5カ国、日本側が建設して参加国が個別に借り受ける「タイプB」は17カ国、共同入居型の「タイプC」は92カ国となる見通し。建設の遅れを指摘されていた日本国際博覧会協会は工期短縮策として、タイプXなどへの移行を促していた。
自見氏は「どのような出展形式での参加であっても各国はそれぞれの創意工夫に富んだ出展を予定している」と述べた。【内田帆ノ佳】
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