千秋公園のお堀に新たに完成した遊歩道を歩く穂積志・秋田市長(右端)ら=秋田市内で2024年7月11日、工藤哲撮影

 秋田市のJR秋田駅西口から徒歩5分ほどにある千秋公園大手門のお堀に新たな遊歩道が完成し、11日から通行できるようになった。例年7月ごろに大きなハスの花が一面に咲くことで知られ、より身近にハスの花を見ることができる。秋田の玄関口近くの好立地で、人気スポットになりそうだ。

 千秋公園は江戸時代に一帯を治めた秋田藩主の居城跡。秋田市によると、遊歩道の総延長は254メートル、幅は3メートルで浮桟橋の形式。道の表面には再生プラスチックも使われている。

千秋公園のお堀に新たに完成した遊歩道で記念撮影する穂積志・秋田市長(左奥)ら=秋田市内で2024年7月11日、工藤哲撮影

 総工事費約4億円をかけて昨年の7月に着工し、今年6月末に完成した。さまざまなコンサートなどが開かれる「あきた芸術劇場ミルハス」からも近く、12日から8月31日は夜間にライトで照らされる。

 開通の式典で穂積志(もとむ)市長は「新たな名所が秋田にでき、中心市街地の活性化に貢献できると思う」と期待を語った。

 市は利用マナーとして、走らない▽たばこを吸わない▽餌やりをしない▽動植物を採取しない――ことなどを求めている。【工藤哲】

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