小林製薬の「紅麹」をめぐる問題で、北海道で少なくとも3人が紅麹を摂取したあと死亡した疑いがあることが分かりました。

 小林製薬の「紅麹」を含んだサプリメントによる健康被害。

 摂取後に死亡した疑いがあるのは、札幌市に住む1人と札幌以外の北海道に住む2人の合わせて3人です。

 小林製薬の本社がある大阪市からの情報提供で判明しました。

 北海道と札幌市は性別や年齢などは調査中として明らかにしていません。

 北海道で紅麹で死亡した疑いが発表されるのはこれが初めてです。

 「数字がこの数字だけなのかどうかはいま調査をしておりますし、因果関係等についても今後いろいろ明らかになってくる」(札幌市 秋元克広 市長)

 これまで北海道で健康被害の疑いがある人は117人、相談件数は239件に上っています。

 死亡の疑いのある3人はこの中には含まれていません。

 大阪市では紅麹との関連が疑われる全国の事例について、まだ調べているものもあるということで、北海道での被害が拡大する可能性もあります。

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