自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる裏金事件の裁判で、会計責任者は、過去の派閥の幹部にキックバックをやめるよう伝えたことがあると明らかにしました。

安倍派の会計責任者・松本淳一郎被告(76)は、派閥の政治資金パーティーをめぐり、収入と支出それぞれ約6億7500万円を収支報告書に記載しなかった罪に問われています。

被告人質問で松本被告は、検察側から「キックバックをやめた方がよいと幹部に伝えたことはあるか?」と問われ、「今の幹部にはないが、過去5年間仕えた幹部にはあります」と述べました。

裁判は、8月9日に結審する予定です。

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