「ネット銀行の債権を買いませんか」。愛媛県松山市の高齢女性が証券会社などを名乗る男からウソの投資話を電話で持ちかけられ、現金約８００万円をだまし取られました。警察は９日に被害届を受け特殊詐欺事件として捜査しています。

被害を受けたのは松山市内に住む７０代の無職の女性です。

警察の調べによりますと女性は６月上旬、証券会社を名乗る男から自宅に電話がかかり、「ネット銀行が愛媛に進出するので債権を買いませんか」「利益が出た」などとウソの投資話をもちかけられました。

このあともネット銀行を名乗る男からも電話がかかり相手を信用するようになり、７月６日に相手が指示した住所に現金８００万円を宅配便で送りだまし取られました。このあと５０００円分の電子マネーをだまし取られました。

警察は９日に女性から被害届を受け特殊詐欺事件として捜査。女性がだまし取られたのは老後の資金と見られ、警察は電話でお金の話になったら詐欺を疑い相談するよう呼びかけています。

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