東京・西東京市の西武鉄道・保谷駅近くに設置されたライブカメラの映像に映っていたのは、踏切への無謀な進入。

警報音が鳴り、遮断機が下りてきたと同時に線路へと進入してきた車。

渡るのを諦めたのか、慌てて開いている反対側から出ようとしますが、ハンドルを切りすぎたのか柵にぶつかってしまいました。

6日に発生した踏切内での立ち往生。
撮影者によると、立ち往生にはこの踏切ならではの事情があるといいます。

撮影者は「(車の通行は)片側交互になるので、行けないとなると、また次を待たなきゃいけないという心理が働く。行けるうちに行っちゃおうみたいな」と話します。

車は約2分半の間立ち往生し、列車の運行には最大で9分の遅れが生じました。

取材班が8日朝、現場の踏切へ行くと、片側交互通行のため対向の車が踏切を渡るのを待っている状態で、その後、警報機が鳴ったため、待っていた車は踏切を渡ることができませんでした。

踏切は約40メートルもの長さ。
踏切がいったん開いても、すぐに警報が鳴りだすこともあり、そのたびに歩行者らは慌てて渡っていました。

利用者は「年いくと全部(踏切が)開いたからって、即歩き出しても途中で鳴ってしまうことがある。何しろここが一番長い、だからちょっと大変」と話しました。

一方、踏切が開くのを待てない人たちによる無謀な横断は、これまでも繰り返されてきました。

2022年の映像に映っていたのは、片方の遮断機が下りているにもかかわらず、無理やり突っ込んできたバイク。
渡りきる直前でバーが下がりきって、踏切から出られなくなってしまいました。

緊急停車した電車から降りた乗務員が駆け寄ってくる様子も映っています。

この日は、高齢とみられる人物も、遮断機が完全に下りているにもかかわらず踏切内に進入。

相次ぐ危険な横断に、西武鉄道は余裕を持って渡るよう呼びかけています。

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