3日午後、綾町の水力発電所内の工事現場でトロッコが滑落し、乗っていたベトナム人の男性が死亡しました。

警察によりますと、3日午後3時ごろ、綾町の「綾第二発電所」内にある工事現場で、傾斜のあるトンネル内を移動するトロッコのワイヤーが切れ、約20メートル下に滑落しました。

この事故で、トロッコに乗っていたベトナム国籍の技能実習生 チャン ヴァン トゥさん(27)が全身を強く打ち、約2時間半後に死亡が確認されました。

現場近くで作業をしていた30代のベトナム人技能実習生も、足の骨を折るなどの大けがをしました。

現場では、水圧鉄管の改修工事が行われていて、警察が現場にいた他の作業員に話を聞くなどして事故の原因を調べています。

また、「綾第二発電所」を管理する県の企業局は、改修工事の請負業者などから情報を集め、事実関係を明らかにした上で適切に対処していくとコメントしています。

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