日本三景・松島を巡る遊覧船が桟橋に接触し、乗客5人が転倒しけがをする事故がありました。宮城海上保安部が事故原因を調査しています。

宮城海上保安部によりますと、3日午前11時50分ごろ、塩釜消防本部から第二管区海上保安本部に「松島観光船桟橋で遊覧船の乗客5人ほどが転倒しけがをしたと119番通報があり、救急車が出動中」と連絡がありました。
遊覧船の運航会社「丸文松島汽船」は宮城海上保安部の問い合わせに対し、旅客船「はやぶさ」が松島観光桟橋を離れる際、桟橋に接触してしまい、その衝撃で乗客が転倒したと説明しているということです。
けがをした乗客5人は塩釜市内の病院に運ばれましたが、いずれも自力で歩くことができ、軽傷だということです。

「はやぶさ」は19トンの旅客船で、56歳の男性船長と作業員の2人が乗船し、けがをした5人を含め当時33人の乗客がいました。
また、当時の塩釜港は晴れで視程は良好、西の風3メートル、波やうねりはなかったということです。
宮城海上保安部が事故が起きた原因を調査しています。

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