茨城県つくば市内の質屋に持ち込まれたウイスキーボトル=県警提供

 茨城県警は2日、サントリーのウイスキー「山崎」などを装ったボトル3本を質入れし現金157万円をだまし取ったとして、住居不定、アルバイト従業員、駒田政夫容疑者(57)を商標法違反と詐欺の疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、2023年2月12日、同県つくば市の質屋で「山崎25年」(700ミリリットル)などサントリーの高額ウイスキーを装ったボトル3本を質に入れ、商標権を侵害したなどとしている。

茨城県つくば市内の質屋に持ち込まれたウイスキーボトル=県警提供

 県警によると、3本のうち1本は箱付きだった。駒田容疑者は同店に複数回、ウイスキーを質入れしており、同月25日、別のウイスキーの色が薄いことに気付いた店長が質入れを拒否。県警に相談していた。

 駒田容疑者は隣県で車中生活していたといい、県警は、正規品の空き瓶や空き箱を入手し中身を入れた可能性を視野に調べている。3本の中身がウイスキーかは不明という。【斉藤瞳】

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