再開発計画に揺れる東京・明治神宮外苑地区。右から秩父宮ラグビー場、神宮球場、神宮第2球場、国立競技場などが並ぶ=2023年12月2日午後1時57分、本社ヘリから前田梨里子撮影

 毎日新聞は29、30の両日、東京都知事選(7月7日投開票)について電話調査を実施した。明治神宮外苑の再開発で、多数の樹木を伐採することへの賛否を尋ねたところ、「賛成」と「どちらかといえば賛成」は計27%、「反対」と「どちらかといえば反対」は計71%だった。

 神宮外苑再開発は、老朽化した神宮球場と秩父宮ラグビー場の場所を入れ替えてそれぞれ建て替え、超高層ビル2棟を新設する内容。三井不動産や明治神宮などが事業を担い、36年の完成を見込んでいる。

 樹木743本が伐採される予定で、地区のシンボルであるイチョウ並木の生育への懸念もあり、計画や都の情報開示のあり方を巡って住民などから批判が続いている。【山下俊輔】

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