天皇皇后両陛下は、イギリス公式訪問の全ての日程を終え、帰国の途に就かれました。
同行したフジテレビ社会部・宮崎千歳記者の報告です。

昭和、平成、令和と3代続き、国賓として迎えられた両陛下。
イギリス王室の伝統にのっとった厳かな行事にも関わらず、交流は極めて和やかなものでした。

それぞれの留学先でもある“思い出の地”に戻ってきた両陛下は、何度も「お帰りなさい」という温かい言葉で迎えられました。

陛下は「思い出の地に戻って来たという印象を強く持ちましたし、そのような中で、本当に『おかえりなさい』というふうに言っていただいた。“Welcome back”というようなことを多くの方から言っていただいたこと、これは本当に私はうれしかったです。雅子にとっても、このイギリスは思い出の地ですので、2人でもって立つことができたという、これは本当に大変幸せなことだ、というふうに思っています」と述べられました。

陛下は、初めて外国留学を経験した天皇です。
“人生の宝物”とも言える日々に築いた“人と人とのつながり”や、イギリスとの友好を未来につないでいく思いを国王と確かめ合われました。

2022年に亡くなったエリザベス女王の招待に応え、療養中の皇后さまと初めて一緒に訪問された“思い出の地”イギリス。

様々な困難を乗り越えて実現した今回の訪問からは、約束や絆を大切にされる陛下の穏やかで強い信念が感じられました。

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