沖縄県の玉城デニー知事は28日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に使う土砂を搬出する名護市の安和桟橋で、土砂を下ろした後に港を出たダンプが警備員の40代男性と抗議活動中の70代女性をひき、男性が死亡、女性が足を骨折するなどのけがを負った事故について「県民の安全に責任を持つものとして、極めて遺憾」と語り、男性の冥福と女性の一刻も早い回復を祈った。

 沖縄県庁で記者団の取材に答えた。事故を受け、沖縄防衛局に対して原因が究明され、安全対策が取れるまでの間は土砂の搬出作業を中止するよう求めていく考えも示した。抗議活動中の市民にも法令順守や地域住民の安全安心に配慮するよう求めたいと語った。

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