暖冬や雨不足の影響により、栗原市の栗駒ダムや花山ダムなどで過去最も低い貯水率となっていることがわかりました。県が管理しているその他のダムでも平均より低い貯水率が続いています。

6月27日午前の栗原市、栗駒ダムの様子です。渇水により水位が下がり、普段は見られない岩肌や土がところどころで露出しています。貯水率は23.7パーセントと、県が管理を始めてから過去最も低くなっています。
また、花山ダムの貯水率は32.7パーセント、大和町の宮床ダムは28.7パーセントで、これらも過去最低となっています。

県によりますと、県が管理するダム17カ所の全体の貯水率は53.9パーセントで、この時期の平均を1割以上、下回っています。県は主要な河川で渇水対策本部を設け、ダムの放流量を調整するなど、対応を行っているということです。

高橋宗也議員
「かなり深刻なんですけど、まだまだそういった情報が薄いような気もする。引き続きの対応と情報共有とできる限りの善処を特にお願いします」

県土木部 千葉衛部長
「引き続き農政部、地元市町村と緊密に連携しながら対応してまいりたい」

現時点で県は水道用水に影響はないとし、節水などは呼びかけていません。

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