繁殖能力がないと判断した犬をビニール袋で密封したかごに閉じ込めて殺した疑いで、元ブリーダーが逮捕されました。
元ブリーダーの渡部幸雄容疑者(81)は5月、埼玉県毛呂山町の自宅の敷地内で、ポメラニアンとみられる犬など3匹をビニール袋などで密封したカゴの中に閉じ込め、窒息させて殺した疑いが持たれています。
2023年8月、「繁殖能力が無いと判断した犬にエサを与えず衰弱死させたり、カゴに犬を入れたままビニール袋で密封して殺している」と情報提供があり、事態が発覚しました。
5月に家宅捜索が行われた際、渡部幸雄容疑者は捜査員に「ずれちゃってる気がしますね、感覚が」と問われ、黙って頷いていました。
渡部容疑者は、繁殖犬を中心に約180匹を飼っていましたが、オークション会場で販売するなどして、2022年は約2700万円の売り上げがあったということです。
警察は、渡部容疑者が過去にも繁殖能力が無いと判断した犬を処分していたとみて、調べています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。