法被姿で鏡開きをする山下真知事(左から3人目)や博覧会国際事務局のディミトリ・ケルケンツェス事務局長(右から2人目)ら=奈良市で2024年6月26日午後7時9分、川畑岳志撮影

 奈良市内であった2025年大阪・関西万博の国際会議が2日間の日程を終え、県は26日夜、同市内のホテルでレセプションを開いた。世界各国から会議に参加した約600人を招き、特産食材を使った料理などでもてなした。

 山下真知事が冒頭、世界で万博に携わる各国の幹部らを前に「奈良はかつて海外から最新の文化・技術が集まる日本の中心地で、今も伝統を体験できる。万博期間中、大阪からアクセスの良い奈良にもぜひお越しください」とアピール。「(今夜は)楽しいひとときをお過ごしください」とあいさつした。博覧会国際事務局のディミトリ・ケルケンツェス事務局長らと、法被姿で鏡開きし、県議会の岩田国夫議長が乾杯の発声をした。

 食事は立食ビュッフェ形式で、県特産品の大和牛や三輪そうめん、奈良漬けなどを使った料理を参加者に振るまった。県によると、県内を拠点にしている「舞太鼓あすか組」が和太鼓の演奏を披露したほか、招待客には吉野杉を使った最高級割り箸セットが記念品として配られた。【川畑岳志】

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