使用が禁じられている猟具「かすみ網」を販売したとして、警視庁生活環境課は26日、川崎市のネット通販会社の男性社長(51)を鳥獣保護法違反の疑いで書類送検した。
かすみ網は見えづらい繊維で編まれ、飛んでいる野鳥を引っかけて捕獲する猟具。生態系保護のため、1991年から使用や所持、販売が禁止されている。
書類送検容疑は2022年8月~23年1月ごろ、広島県や千葉県の男性5人に、かすみ網8張りを約2万6000円で販売したとしている。「売り上げのためにやった」と容疑を認めているという。
また、警視庁は26日、かすみ網を購入したなどとして、30~80代の男性8人を鳥獣保護法違反などの疑いで書類送検した。8人の自宅からは、捕獲が禁じられているヤマガラやオオルリなど、9種の野鳥41羽も見つかった。【加藤昌平】
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