カレーライス(写真はイメージ)=ゲッティ

 気温が高い日が続き、夏本番が近づいてきた。そんな暑い時期には、体が激辛料理を欲する人も多いのではないだろうか。飲食店情報サイト運営の「ぐるなび」が20代から60代の会員に調査すると、激辛料理を巡る実態が浮かび上がった。

 そもそも、どのくらいの人が激辛料理を好きなのか。「好き」と「どちらかといえば好き」を合わせると46・4%。一方で「嫌い」と「どちらかといえば嫌い」は計46・2%となり、拮抗(きっこう)する結果になった。「好き」の回答者を年代と性別で分類すると、割合が最も高かったのは30代女性(19・5%)。30代男性(17・4%)が続き、30代に人気が高かった。

 激辛料理を食べたくなる季節を複数回答で聞くと、最多は意外にも「特に季節は関係ない」(42・3%)。好きな人は年中食べたいようだ。夏と冬はいずれも30%を超えたが、春と秋はともに10%を下回った。

地面が熱せられて「逃げ水」が見える中、皇居周辺を歩く人たち=東京都千代田区で2023年7月16日午後0時半、藤井達也撮影

 食べたくなる理由を複数回答で尋ねると、最も多かったのは「汗をかいてすっきりしたい」(43・5%)。他には「刺激や達成感を味わいたい」(41・1%)、「食欲が落ちたときでも食べられる、食べたくなる」「食べることでストレス発散になる」(ともに33・3%)に意見が集まった。

 そんな激辛料理を誰と楽しむか。複数回答で尋ねると、全体で最も多かったのは「1人」(41・7%)。集中して目の前の料理に取り組めるからだろうか。年代が若くなるほど1人で楽しみたい割合が高かった。

 調査は5月下旬にインターネットで実施、1267人の回答をまとめた。【嶋田夕子】

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