広島県廿日市市の市立中学校で野球部の練習中に頭を打撲した生徒がその後、死亡した事故で廿日市市教育委員会は22日、記者会見を開き経緯を説明しました。

事故が起きたのは広島県廿日市市の大野東中学校で今月11日、野球部の部活動中に男子生徒が頭を打撲し、養護教員が頭を冷やすなどして救護しました。
その後、生徒は保護者と医療機関を受診しましたが、夜になって容体が急変し緊急手術後も意識が戻らないまま今月17日に亡くなったということです。
これを受けて学校は21日夜、保護者説明会を開き「当時の状況は学校が救急車を呼ぶ基準を満たしていなかった」と説明していました。
市教委はきょう22日の会見で学校側の事故後の対応が不十分であったことを指摘しました。

【廿日市市教育委員会 生田徳簾教育長】
「今回の事故が起こったのは何が原因だったのか、どうすれば防げたのかをしっかりと明らかにしていきたい」

市教委は新しいマニュアルを作成し、判断の基準を校内にも掲示するほか、専門家による調査委員会を設置する方針です。

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