警察庁が入る庁舎=令和4年8月、東京・霞が関(鴨志田拓海撮影)

春の全国交通安全運動(6~15日)期間中の交通事故による死者は、前年比6人(9・8%)減の55人だったことが16日、警察庁のまとめで分かった。全国交通安全運動は昭和29年秋から毎年春と秋に実施されているが、春、秋通じて過去最少だった。

期間中の事故は前年比1091件(13・3%)減の7123件で、負傷者は1394人(14・3%)減の8351人だった。事故件数と負傷者数は速報値。

死者55人の年齢層別では、65歳以上が33人で60・0%を占めた。状態別では車の乗車中が24人で最多、次いで歩行中が17人、自転車乗用中が8人だった。車の24人のうち8人はシートベルトを着けていなかった。

都道府県別の死者数は愛知が4人で最多。青森、山形、広島、山口、福岡が3人で続いた。秋田や京都など15府県はゼロだった。飲酒運転による事故は38件(速報値)で、うち1件は死亡事故だった。

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