酒田市の消防団員の男が放火の疑いで逮捕された事件の続報。警察は、別の不審火でもこの男が関与していた疑いが強まったとして、20日、男を再逮捕した。
非現住建造物等放火の疑いで再逮捕されたのは、酒田市北新町の無職・田賀一稀容疑者(27)。
再逮捕の容疑は、5月10日午後8時ごろから午後10時20分ごろの間に、酒田市北新町の空き家に火を放ち、壁や物置などを焼いた疑い。
警察が、本人からの取り調べや、現場での聞き込みなど捜査を行った結果、田賀容疑者が関与した疑いが強まったとして再逮捕した。
警察の調べに対し、田賀容疑者は容疑を認めていて、火をつけた動機について「当時、自分の仕事や消防団の活動が大変で、ストレスを抱えていた」と話しているという。
今回の北新町の現場からは「油の成分」が検出されていて、その後の捜査の結果、油の成分は「灯油」だったことが新たにわかった。
警察は、近くに住む田賀容疑者が歩いて現場を訪れたとみていて、火をつけた方法や灯油の入手経路などについては捜査中だという。
酒田市内では、4月28日から田賀容疑者が逮捕された5月31日までの間に、不審火が計8件起きていて、警察は余罪についても慎重に調べている。
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