20日、謝罪の言葉を口にしたのは、市の職員へのパワハラやセクハラ発言が問題となっている、福岡・宮若市の塩川秀敏市長。
一連の問題について調査していた市議会の百条委員会が、報告書を提出。
これを受け、塩川市長は記者会見で自身の進退について語った。
これは2023年、公用車の車内で運転していた市の職員を激しく責め立てる様子。
塩川市長:
運転手やったら自分のスマホみるんか。
市の職員:
すみません…。
塩川市長:
おー?すみませんで済むか!
また、会議の席では資料を作成した職員に対して激高した。
塩川市長:
だからそげんなるったい!仕事なめんなよ仕事!今失敗してガンガン言われた方が良い。それが絶えられないなら辞めろ。
市の職員:
市長辞めろはダメですよ。辞めろと言ったらいけんやないですか。
塩川市長:
なんで?
問題視されているのは、パワハラ発言だけではない。
40代の女性職員に放ったとされる、「女は子供を産んで初めて女になる」というセクハラ発言については「記憶にない」としていた。
そして20日の市議会では、百条委員会が合わせて8件についてハラスメント行為と認定した。
その後の記者会見で進退について問われた塩川市長は、「“進歩は反省の厳しさに正比例する”ということで、任期を目標に努力することが今後の私のあり方だと思う。(パワハラ防止の研修で)直接レッスンを受けてきた。はっきりと『あなたは昭和の人です』と言われ、昔の人がガミガミ言ってそれを乗り越えてきたが、今はそういう時代じゃないと研修でビシっと言われた。私はハラスメントについて学習が非常に足りていなかった」と辞任しない意向を示し、ハラスメント行為について“反省する”と語った。
宮若市民は、「そういう(ハラスメント)性質があればどっかでまた火花が散る」「ちょっとどうかと思うんですね。もう辞めたほうがいい」と話した。
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