三原市の男性会社員が、広島県出身の投資家でプロ棋士の桐谷広人さんを騙る投資目的のやりとりをきっかけに、現金およそ781万円をだまし取られるSNS型投資詐欺被害にあいました。

警察によりますと、被害にあったのは三原市に住む50代の男性会社員です。
この男性会社員は今年3月末から5月末にかけ広島県出身のプロ棋士で投資家としても有名な桐谷広人さんを名乗る男がフェイスブックに掲載した「株投資で儲かる」という広告から、ライングループに誘導され、メッセージのやり取りをするようになりました。

その後、男性は投資サイトに登録するよう促され、桐谷さんのアシスタントを名乗る人物から「指示した銘柄の株を購入すれば確実に利益が出る」などと言われ、3回にわたり現金60万円を指定された口座に振り込んだということです。

さらに、男性は今年4月上旬にも、フェイスブックに掲載された「株投資で儲かる」という内容の広告を開き、SNSを通じて知り合った別の棋士を名乗る人物などから投資サイトを紹介され、「言う通りに投資すれば大きな利益が得られる」などの言葉を信用しあわせて13回にわたり現金およそ721万円を指定された口座に振り込んだということです。

男性は、投資先から金を引き出せなったことから警察に相談し、事件が発覚しました。
SNSで投資を持ち掛けるいわゆるSNS型の投資詐欺は県内では今年5月末時点で134件発生し、被害額はおよそ17億円にのぼっていて、県警が警戒を強めています。

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