自宅で子供3人と無理心中を図ったとして、殺人未遂の罪に問われている40歳の母親の裁判員裁判で、検察は、19日、女に懲役5年を求刑しました。
 
起訴状によりますと、越前市の40歳の母親は、2022年1月、自宅の寝室で練炭に火をつけて自分の子供3人と無理心中を図り、子供に一酸化炭素中毒の傷害を負わせたとされています。
 
19日の論告求刑公判で検察側は、被告には適応障害などの症状があったものの、インターネットで一酸化炭素化中毒に関するサイトにアクセスしたり、練炭や粘着テープを購入したりと行動が一貫していることなどから、物事の善悪を判断できたとして懲役5年を求刑しました。
 
一方、弁護側は、重度なうつ病で判断能力がなかったと、無罪を主張しました。被告の母親は声を震わせながら、「本来守らないといけない大切な子供たちを傷つけてしまった。本当に申し訳なく、毎日反省している」と述べました。
 
判決は6月26日に言い渡されます。
 

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